2010年7月27日火曜日

奈良の古寺と仏像展②(味のある仏像)



奈良時代前期に作られた観音菩薩立像はあどけない童子のような面差しが印象的だ。なんとも味のある仏像である。図録を読むと頭部が像高の約四分の一あると書かれている。そのためどこかマンガ的な風貌だと感じた。二重まぶたも印象的だった。金堂の薬師如来の脇侍月光菩薩とと呼ばれていたが、白鳳仏の薬師如来と明らかに作風が違う。法隆寺には観音菩薩(伝日光菩薩)も残されているという。秋にまた再会したいものだ。

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