2010年12月23日木曜日

仏像クラブ活動報告(イケ仏)

東寺は弘法大師空海が開いた寺で、真言密教の曼荼羅世界を三次元で現した「立体曼荼羅」が有名。われわれは立体曼荼羅がある東寺講堂の中に入った。四方を四天王が固め脇を梵天・帝釈天が押さえ、右から五大菩薩・五智如来・五大明王と合計21体の仏像が並ぶ。その迫力に圧倒される。なかでもすばらしかったのは、象に乗った帝釈天だ。今風に言えばイケメンな仏(イケ仏)で若い女性に人気があるが、存在感がありすばらしかった。来年の夏このイケ仏が上野の東博で開催される「空海と密教美術展」に出展される。間近に見られるのがいまから楽しみだ。国宝の四天王もすばらしく、なかでも平安時代に造られた持国天の迫力に圧倒された。そこでU案内人が「これが秘密荘厳心の世界です。」とぽつりと言った。講堂の外に出るとまさに桜が満開ですばらしい眺めだ。わたしのお目当ては「春の特別公開」が行われている宝物館の「兜跋毘沙門天」だったが、立体曼荼羅を見たあとでは拍子抜けしてたいした感動はなかった。東寺を出て京都駅で京都名物のおばんざいを食べながら、この仏像鑑賞旅行の感動を語り合い新幹線で帰路についた


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