2011年7月1日金曜日

高幡不動

先週の土曜日に日野の高幡不動を訪れた。本堂の仮本尊を拝観する。中では護摩祈祷が流れていて、厳かな雰囲気だ。ふと見ると、U案内人が一心に何かを祈っているようだった。一人ずつ本尊の前で手をあわせて、本堂をでた。あじさいが咲き乱れる庭を進んで、いよいよ平安時代作の重要文化財の不動明王がある奥殿に向かう。像高は2メートル85.8センチ。その存在感は目の当たりに拝した者しかわからない。燃え上がる炎のなか、眉間に深くしわを寄せ、歯をグット食いしばるこの巨像はまことに力強く、頼もしい守護仏である。左脇侍は矜羯羅(こんがら)童子、右脇侍は制托迦(せいたか)童子。こちらも2メートルある堂々とした仏像だ。あいにくガラス越しでの参拝となったが外からも迫力は十分感じられた。成田・大山と並んで関東三不動のひとつとして数えられる。U案内人も千年近いときをへて今に伝わる不動尊にしきりに感心していた。近くの百草園でもアジサイを見て、昼食を食べてから家路についた。

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