2012年2月12日日曜日

東慶寺の聖観音

本日(11日)よく晴れたので北鎌倉東慶寺の仏像展に出かけた。境内の梅はまだこの寒さでつぼみだったが、とりあえず本堂に向かう。普段注意して見ていなかったが、本尊の釈迦如来像が安置されていた。整った目鼻立ちと張りの強いお顔が印象的だった。仏像展の開催されている松ヶ丘宝蔵に向かう。入口の節電で照明が落ちたくらい中に聖観音が展示してあった。重文で着衣は彩色のうえ、切金文と金泥(こんでい)を用い、土紋を貼り付けた優美な仕上がりとガイドブックには書いてあったが、暗くてよく判らなかった。ぜひ今度鎌倉国宝館で開かれる「鎌倉の至宝国宝・重要文化財展」に出展していただきたい仏像だ。東慶寺を出たあと前回ブログで書いた宝戒寺に向かう。こちらも重文で光背の迦陵頻伽(かりょうびんが)を中心に双眼鏡でじっくり拝観した。脇侍の梵天・帝釈天もすばらしくすべて同時期の南北朝時代の作品だ。小町通のコーヒー店で今日見た仏像を振り返りながら午後の静かな時間をすごした。

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