2013年10月20日日曜日

室生寺の未神

奈良国立博物館には多くの「寄託品」(よたくひん)と呼ばれるお寺から預かった
仏像がある。昔は興福寺の阿修羅や法隆寺の百済観音などが預けられていたが、お寺の展示施設が充実するとともに、減ってきているとのこと。そのなかでもまだ奈良国で見れるのが、この室生寺の十二神将のうち2体の未神と辰神だ。室生寺の十二神将をこよなく愛したのが、写真家の土門拳だ。土門拳はおのおの特徴をつかんでニックネームをつけていたとのこと。この未神は「はてな」とつけたそうだ。奈良国の図録によるとそれぞれ干支を頭に乗せている十二神将だが、この大将たちは顔まで干支の動物に似せてあるとのこと。この秋室生寺を訪れる予定だが、大将のそれぞれの特徴と顔に注目して拝観したいと思う。

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