2015年6月27日土曜日

九州仏⑦大楽寺の弥勒仏及び両菩薩

龍岩寺を後にして、次に向ったのが宇佐の大楽寺だ。以前BS11で「国東半島
千年ロマン〜悠久の仏たち〜」という番組を見て、すっかり虜になったお寺のひとつだ。ちょうどお寺の行事の準備の最中だった御住職が収蔵庫の扉を開けていただいた。中には降魔印の130センチ強の弥勒仏と「九州仏」展にも展示された両菩薩。そのまわりを四天王が固め。いずれも平安時代後期の仏像だ。宇佐八幡宮の廃仏毀釈のあおりをうけて多くの仏像が保存状態が悪いのが宇佐の仏像の現状だ。しかしこのお寺は修復がすばらしかったのか、保存状態がよかった。脇侍の菩薩立像は左右対象でバランスがよい。富貴寺や真木大堂と同じく宇佐を代表する仏像のひとつだ。住職が席をはずしてからもじっくりと鑑賞し住職に礼を言ってその場をあとにした。

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